私の働くフィルムプロセス部では、映画フィルムのプリント・現像・特殊合成・編集など多くの事を行っています。IMAGICAに映画フィルム(ネガフィルム)が持ち込まれてから、各映画館にプリント(=ポジフィルム…実際に映画館でかかるフィルム)が送られるまでの流れを、簡単に説明すると、
“ネガフィルム入荷 ⇒ ネガ現像(ネガフィルムの現像) ⇒ 整理(焼付けするための準備) ⇒ タイミング(各シーンの色の補正) ⇒ 焼付け(ネガフィルムからポジフィルムにプリントする) ⇒ ポジ現像(ポジフィルムの現像) ⇒ 上がったポジフィルム(プリントフィルム)の検査 ⇒ 発送 ”となります。(もちろん各作業の間にも、様々な作業が行われています)
私は、この“整理”という作業を行なっている、プリントグループに所属しています。このグループはさらに4つの係に分かれており、私は準備係に当たります。この職場で行なっている作業は、お客様が持ち込まれた撮影済みのネガフィルムを、IMAGICAにある様々な機械に安全な状態で通せる様に準備をしたり、またその為の各種材料を揃えたりすることです。準備をする際には、ネガフィルムに傷や汚れなど無いか、1ロールずつ人の目で確認をしています。
整理をするネガフィルムの中には、世界に1つしかないものもあるので、傷を入れてしまったり、切断してしまったりしたら大変なことになります。そのため、慎重に進めていかなければなりません。ものによっては、1ロールの整理で1日が終わってしまう時もあるくらいです。
とても気を使う作業が多いですが、逆にその部分がこの仕事の面白さの1つだと思います。
映画でもテレビでも、エンドロールをあまり気にして見ていなかったもので、IMAGICAという会社は、短大に来ていた求人広告を見て初めて知りました。
元々、事務職よりも製造業や技術職に興味があったので、学校の求人票もそうした職種を中心に見ていました。そんなある時、友人が「私、IMAGICA受けたかったの!」と言っているのを聞いて、“なんだろう、その会社?”と思い、興味を持ったのがIMAGICAとの出会いでした。求人票を見てみたら、仕事内容の1つに“フィルムを扱う仕事”と書いてあり、“フィルムを扱う?なんだか面白そう!!”と軽い感じで興味をもちました。さらに詳しく調べるために採用サイトを見てみて、その仕事内容が自分がやりたいことに近いと感じたので、すぐにエントリーしました。
あの友人のひと言がなければ、今でもIMAGICAという会社の存在すら、知らないままだったかもしれませんね。
街中や、駅のホームでリクルートスーツを着ている人を見ると、4年前の事を思い出します。(といっても、私は皆さんほど就活していなかったかもしれませんが・・・)
夢の仕事に就けるよう頑張っている方、夢の仕事でなくても少しでも興味がある職業に向かって頑張っている方、最後までへこたれず、頑張ってください!!きっと、自分に合う会社に出会えると思います。そしてIMAGICAに少しでも興味を持たれた方、お待ちしています。(笑)
整理に携った作品が無事に公開したときは毎回嬉しいですね。(と言っても、気付いたら公開していたことが多々ありますが・・・笑)特にとても苦労した作品だと、よりその作品に対して強い思い入れがあるので、余計にそう感じます。私だけでなく、1つの映画が完成されるまでには本当に多くの人達が携っていて、IMAGICAだけでも様々な部署で沢山の人が作業を行なっています。入社したばかりの頃は、“映画を作るのってこんなに大変なんだ!!”と驚きの連続でした。そうした工程に関われるなんてとても貴重な経験をしているな、と思っています。
入社2年目の時ですが、トラブルを起こしてしまったことがありました。残業中に整理ミスでフィルムにダメージを与えてしまったのです。そのままの状態で作業をしてプリントフィルムを作成した場合、映写時にダメージ箇所が画面上に出てしまい、そのフィルム自体がボツになってしまいます。運良く、新しいネガフィルムを作る事が出来たので、お客様にはご迷惑はかからなかったのですが、準備係の方々や他の職場の方々にもご迷惑をかけてしまいました。これがもし世界に1つしかないものだったら・・・と考えると、今でも冷や汗が出てきます。本当に凹みました。
あっという間の4年目!!でも、まだまだ勉強して覚えていくことがたくさんあります。早く、周りの方々・他部署の方々から“浅野に任せれば大丈夫だ!!”と言ってもらえるような仕事の進め方をしていけたらと思っています。この仕事は、経験がものを言い、覚えることも多く、なかなかすぐには出来ないかもしれませんが、少しでも早く諸先輩方に追いつけるように頑張って行こうと思います!!



