
まずはPCを立ち上げてメールチェック。
取引先からのメールに対して返信。
今日の編集室・MA室はどんな仕事が入っているだろう?
現在CMで主流になっているノンリニア編集機はLinux上で動作しています。
Linuxコマンドを打ちながらverUP実施。
ソフトウェアだけでなくハードウェア周りの動作チェックも行い問題ないことを確認する。
メーカー営業の方と今度導入する機器に関する打ち合わせ。
半分ぐらい雑談だったなー。
昼食。食後は冬でもアイスクリーム。
新規カラーグレーディングシステム導入に向けて、デモンストレーションを実施してもらうため販売代理店に赴く。
様々な観点から製品を評価する。
出先にて、新規システム構築に関する打ち合わせ。
システムに不備がないように細かいところまで詰めていく。
今度導入予定のリアルタイムエンコーダーの動作チェックを行う。
画質、画の破綻等をチェック。
概ねOKかな。
次回打ち合わせ用の資料作成。
資料作成が軌道に乗ってきたところで銀座7丁目スタジオから電話が かっかてくる…どうやらノンリニア編集機のHDDに不具合が発生したようだ。
明日の編集作業までに何とかしたいとのこと。急遽浅草線に乗り銀座へ。
不具合内容確認。
思い当たる対処法を試してみるが上手くいかない。
その後、試行錯誤の末、解決方法を見つける。
なんとか明日の作業には間に合いそうです。
資料作成の途中だったことには目をつぶり直帰。
明日できることは今日やるな!と言い聞かせる。
私が所属している技術グループでは撮影、CG、テレシネ、カラーマネージメント、合成、編集、MAなど様々なサービスを行っています。そしてそのサービス対象となるのは映画、CM、テレビ番組、ミュージッククリップ、イベント映像等多岐に渡ります。映像制作に当たっては多種多様な機器によってシステムが組まれており、私の仕事としてはそれら機器に関わること全てといっても過言ではないと思います。日々の作業としては、機器調整、作業中におけるトラブルシューティングが基本になります。また新規システムを立ち上げる際にはシステムコーディネートも行います。近年地上デジタル放送完全移行に向けてHD映像制作が大幅に増加しており、それに伴いSDとHD(※下記参照)が混在するこの過渡期において映像制作の手法が複雑化しています。IMAGICAの技術者として新製品、新技術には常にアンテナをはり、多様化する映像フォーマット、機器の中からお客様の意図する映像、音を実現するためには何が最善策なのかを考え、適切なワークフローの提案、設備の提案等を行っていくのも私の大切な仕事の一つです。
※SD:Standard Definitionの略で解像度は720x486
HD:High Definitionの略で解像度は1920x1080
就職活動を行う上でキーワードにしていた言葉が「映像」という言葉でした。映像という切り口であれば様々な企業が候補になったのは事実です。その中からなぜIMAGICAを選んだかと言われれば、やはり映像の出口に一番近い場所、それがIMAGICAだと考えたからです。映像には人の心を動かす力があり、それが映像の最終形態に近いほど、その力を感じることができるのではないかと思いました。また私自身が工学系出身ということもあり、エンジニアの立場から映像制作の現場でサポートができればと考えていました。実際に入社して感じていることは、映像というのはクリエイティブな部分に目が行きがちですが、クリエイターだけでは映像は出来上がらないということ、裏で支える人間(=エンジニア)がいるからこそ成り立っているということ。それが今の私の原動力にもなっています。
自分が「何ができるか」を明確にするより、自分が「何をしたいか」、「何に関わりたいか」ということを明確にしてから会社選択をした方が良いと思います。その方が恐らく的を射た選択ができると思います。自分は「これができる」ということは当然強みだと思いますが、それより自分は「これがしたい」を考えて、それが実現できる会社選びをすればいいと思います。「できる」アピールと「したい」アピール。情熱的に「したい」ことを相手に伝えることができれば自ずと結果がついてくると思います。就職活動は大変だと思います。しかし学生生活を楽しむということも忘れないで下さい。今しかできないことをやってください。学生時代に築いてきた経験や人間関係は、社会人になってから必ず糧になります。
新しい拠点を立ち上げるということで、そのシステムコーディネート全体を任されることになりました。しかもIMAGICAとして新しいワークフローを提案するというコンセプトがあり、それを実現するためのシステムを組む必要がありました。システム構築にあたっての機種選定は当然その機能自体がコンセプトにマッチしているかどうかが重要ですが、予算や人的資産も考慮に入れる必要がありました。システム構築の際には何度も打ち合わせを行いました。前例のないシステム導入だっただけに手探り状態で不安もありましたが、システム構築、システムチェックを経て正常稼動し始めた時には嬉しさと同時に肩の荷が下りた感じでした。しかし当然のことながら稼動してそれで終了というわけではありません。むしろ新しいシステムだけに稼動後軌道にのるまでが勝負になります。
この仕事は常に映像最先端の技術に触れることができます。映像はアナログからデジタルへ、そしてSDからHDへと変遷してきており、今も進化を続けています。IMAGICAは映像業界をリードしていくべき存在だと私は思っています。私達が提案する新たなワークフロー、新たなシステムが業界標準になることもあるでしょう。それらを考えると非常にやりがいのある仕事であると感じています。またこの仕事はエンジニア職とはいえ、人と人とのコミュニケーションで成り立っています。システム構築の際にはエディターの方や、ミキサーの方の希望をシステムに反映させる必要がありますし、実際の映像制作の過程ではお客様の希望を作品に反映させる必要があります。相手の意図することをいち早く察知することが、円滑に仕事を進める上で大切なことになってきます。映像制作は1人ではできない、人と人とが繋がり、皆で作り上げていくという感触を味わうことができます。
新人時代、注意力の散漫さからミスを招いてしまったことがありました。 ある作品にテクニカルコーディネーターとして関わらせていただいた時に、映像の素材として静止画連番データが持ち込まれ、それをノンリニア編集機に取り込んで編集をするという作品がありました。お客様立ち会いのもと、その日は順調に編集作業も終了したのですが、翌日ノンリニア編集機の設定をふとしたタイミングで確認したところ、その設定が間違っており、編集した映像が本来の映像よりコントラストの強い画になっていることに気付きました。その後修復作業を行い、お客様にも確認してもらいOKを頂くことができましたが、私が確認を怠った設定は画の色味を決定する重要な項目で、機器それぞれには固有に多くの設定があり、一つでも間違えると大変なケースへと発展する場合があります。注意力の重要さを身にしみて感じた瞬間でした。