国際交流基金アジアセンター×東京国際映画祭co-produceアジア・オムニバス映画製作シリーズ 「アジア三面鏡」国際色豊かなキャスト決定!!

asian_3mirrer

2015年創業80周年を迎えたIMAGICAが記念事業として協賛する、日本を含むアジアの監督3名が、ひとつのテーマのもとにオムニバス映画を共同製作する東京国際映画祭初の映画製作プロジェクト「国際交流基金アジアセンター×東京国際映画祭 co-produce アジア・オムニバス映画製作シリーズ『アジア三面鏡』」。

行定勲監督(日本)、ブリランテ・メンドーサ監督(フィリピン)、ソト・クォーリーカー監督(カンボジア)による作品の詳細と主要キャストが決定しました。「アジアで共に生きる(Live together in Asia)」を共通のテーマに、日本とカンボジア、フィリピン、マレーシアを舞台に両国間を行きかう人々の生きる姿を映し出します。

アジアに生きる人々を3名のアジアの気鋭監督がそれぞれの視点から描くことで、その向こうに浮かび上がるそれぞれの国の社会や文化を三面鏡のように映し出し、アジアに生きる隣人としてお互いがお互いを知り、理解し、共感し、アジア人としてのアイデンティティや生き方を模索する契機になることを目指し、3名の監督は、他のアジアの国と何らかの形でつながりを持つ人々を登場させること、そして撮影はアジアの国のどこかで行うこと、という以外は自由にそれぞれのスタイルで、テーマに沿った作品を仕上げ第29回東京国際映画祭(www.tiff-jp.net)にてワールドプレミア上映します。その後、世界の主要国際映画祭での上映、国内外での公開を予定しています。

IMAGICAはこの企画に創業80周年記念として協賛するとともに、マレーシアの関連会社であるImagica South East Asia (www.imagicasea.com 以下、ISEA)にて、4月下旬までに撮影された各作品のポスト・プロダクション業務を7月頃行う予定です。ISEAは2014年の設立後、アジアにおける様々な国のコンテンツのポスト・プロダクション業務を行っており、現在では国際的なクリエーターが集まり、高い評価を受けています。


各作品説明と出演者プロフィール・コメント *作品順・敬称略


ブリランテ・メンドーサ監督による作品は、日本を不法滞在で追われ、故郷フィリピンに数十年ぶりに帰ることとなる男の心の内に接近するストーリー。苦境に見舞われながらも逞しく誇り高く生きる自国の人々を巧みに描くメンドーサ監督が、北海道帯広、マニラを舞台にナショナリティーを失ったことで伴う人生の喪失について描きます。主演は、フィリピンで最も尊敬される俳優の一人で『ボーン・レガシー』(12年)などハリウッド映画でも活躍するフィリピンの名優、ルー・ヴェローソ。

ルー・ヴェローソ

Lou Veloso (Philippines | actor)

ルー・ヴェローソ

コメント:『アジア三面鏡』に参加できることを光栄に思います。また美しく荘厳な景色が見られ、一番お気に入りの国でもある日本に行けることを大変嬉しく思います。以前に福岡を訪れたことがありますので今回は二度目の訪日になります。

【プロフィール】
1949年生まれ。コメディアン、舞台、監督、政治家として幅広く活躍。2009年に『白タク』(TIFF2011年上映)に出演しフィリピンで数々の賞のノミネートを獲得し、FAMAS (The Filipino Academy of Movie Arts and Sciences Awards)、Cinemalaya Independent Film Festival、ブリュッセル・インディペンデント映画祭含め5つの主演男優賞を受賞している。またマニラのサンタアナでコミュニティ劇団を設立し演技指導をしている。2010年に卓越したコメディの才能とキャリアへの功労としてフィリピン映画芸術及び科学アカデミー賞よりLou Salvador Sr. Memorial Awardを受賞。近年ではハリウッド映画『ボーン・レガシー』(12年)への出演。メンドーサ監督作品では『キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド』(09年)、『Trap』(邦題『罠(わな)~被災地に生きる』(TIFF2015年上映)に出演している。


行定勲監督による作品は、かつては日本軍が駐留し、現在多くの日本人高齢者が余生を過ごすため移住するマレーシアが舞台。日本から移住し、鳩舎のある屋敷で家族と離れて暮らす老人と、ヘルパーの若いマレーシア人女性の心の交流を描きます。主演は日本映画界の重鎮、津川雅彦。相手役はマレーシアの故ヤスミン・アフマド監督のミューズ、シャリファ・アマニ。老人の息子役として永瀬正敏が出演します。

津川雅彦

tsugawa_masahiko

コメント:素敵な脚本です。鳩の命と老人の命。鳩の生き方と老人の生き方。見事に対比されています。最後に老人は全てを鳩に託します。果たして鳩は老人の期待に応えてくれるのでしょうか?

【プロフィール】
1940年1月2日京都府生まれ。1956年に日活映画『狂った果実』(中平康監督)で、本格的な俳優デビュー。主な出演作に『ひとひらの雪』(85年/根岸吉太郎監督)、『マルサの女』(87年/伊丹十三監督)、『墨東綺譚』(92年/新藤兼人監督)、『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(94年/深作欣二監督)、『プライド・運命の瞬間』(98年/伊藤俊也監督)、『0.5ミリ』(14年/安藤モモコ監督)など、二枚目から悪役まで、幅広い役柄をこなす演技派俳優として活躍。

シャリファ・アマニ

シャリファ・アマニ

コメント:本作に出演させていただき大変光栄に思います。私は日本とその豊かな文化が大好きです。過去にも日本を訪れ、素晴らしい方々と仕事をし、多くを学ばせてもらった経験があります。ヤスミン・アフマド監督の作品が日本で大変温かく受け入れられたことには感謝の気持ちでいっぱいです。日本映画では『クアラルンプールの夜明け』に出演させてもらえましたが、楽しい思い出となりました。今回は行定監督の作品に出演できることを楽しみにしております。今後も末永く両国が手を取り合い取り組んでいけることを願います。

【プロフィール】マレーシア出身。女優、監督、脚本家、著述家として活躍しており、複数の賞に輝く。主に名監督の故ヤスミン・アフマドとのコラボレーションで知られており、同監督による『細い目』(04年)、『グブラ』(06年)、『ムクシン』(06年)、『ムアラフ―改心』(07年)の4作品への出演で本格女優としての地位を確立。監督の遺作『タレンタイム』(09年)ではサード監督を務めており、自身でも『サンカル』、『カンポン・バンサー』、『イヴ』という短編映画を監督。その他の出演作には、3度目の主演女優賞を獲得したNamron監督による『Psycho Pencuri Hati』、『ノヴァ~UFOを探して』(TIFF2014上映)、『Pekak』がある。細井尊人監督『クアラルンプールの夜明け』では日本映画への出演も

永瀬正敏

永瀬正敏

【プロフィール】
1966年7月15日生まれ。映画 『ションベン・ライダー』でデビュー。89年、ジム・ ジャームッシュ監督作『ミステリー・トレイン』で世界的に注目を集める。『息子』(91年)、『学校Ⅱ』(96年)、『誘拐』(97年)、『隠し剣鬼の爪』(04年)で日本アカデミー賞での主要賞他数々の映画賞を受賞。これまでの出演作は90本にのぼる。『私立探偵マイク』シリーズ映画テレビ共人気を集めた。近作では、金馬賞・主演男優賞で、中華圏以外での俳優としては初ノミネートになった『KANO~1931海の向こうの甲子園』。カンヌ国際映画祭正式出品作品『あん』(15年)などに出演。今後公開作に『64前編・後編』『蜜のあわれ』『後妻業の女』『二人ノ女』他。また写真家として多くの作品を発表している。


ソト・クォリーカー監督による作品は日本とカンボジアを繋ぐ時代を超えたラブストーリー。初監督作『シアター・プノンペン』(7月2日公開)でクメール・ルージュにより失われた自国の映画史を題材に、未来への望を描いたクォリーカー監督。2作目となる本作では二つの時代にカンボジアで出会った男女の恋愛模様を同国の内戦の歴史、そしてプノンペンに実在する日本友好支援の橋、《日本橋》を軸に描きます。主演は映画、テレビ、舞台など国内外数々の作品で活躍する加藤雅也。相手役はカンボジアより現在宮本亜門演出の舞台「ライ王のテラス」に出演中のチュムヴァン・ソダチヴィー。

加藤雅也

加藤雅也

コメント: また新しい国の映画人とお仕事ができる機会に恵まれ嬉しい限りです。監督ソト・クォリーカーさんの女性の視点で、文化も言葉も違う環境で生まれ育った男女の愛を切なく、悲しく演じられればと思います。主人公のように、この映画を通じて日本とカンボジアそしてアジアの国々の映画界との間に友好橋を築ければと思っています。

【プロフィール】
ファッション誌“メンズノンノ”のモデル、パリコレのモデルなどの活動後、俳優に転身。
『BROTHER』(00年/監督 北野武)、『荒ぶる魂たち』(02年/監督 三池崇史)、『新宿インシデント』(09年/監督 イー・トンシン)、『恋戦沖縄』(00年/監督 ゴードン・チャン)、『風のファイター』(04年/監督 ヤン・ユノ)、『クライングフリーマン』(96年/監督 クリストフ・ガンズ)などの国内外の映画やテレビ、舞台で活躍。2016年には『テラフォーマーズ』(監督 三池崇史)の公開が控えている。

チュムヴァン・ソダチヴィー

チュムヴァン・ソダチヴィー

撮影 渡部孝弘

コメント:この度は日・カンボジア合作「Beyond the Bridge」に出演させていただけることを大変嬉しく、光栄に思います。今日につながるクメールの歴史を紐解く物語に出演させていただけるのは、カンボジアの古典舞踊にもコンテンポラリーダンスにも従事する者として縁を感じます。本作ではカンボジアの素晴らしさと芸術の重要性を知る、強い、まさにクメールの女性というカンボジア女性を演じます。

【プロフィール】民俗舞踊、影絵舞踊に堪能であり、それ以外にも1994年より女性のみによるカンボジア古典舞踊の男性役の訓練を始めた。2006年にロバート・ウィルソンにより設立されたThe Watermill Centerのインターナショナル・サマー・プログラムにてコンテンポラリーダンスを学んだ。以来、世界中のコンテンポラリーダンスのワークショップに参加しており、Emmanuèle Phuon、ピーター・チャン、アルコ・レンズなどの作品に主要ダンサーとして出演、各地をツアーしている。また自身で振り付けをしている作品もある。最近ではマドリードのテアトロ・レアルで上演されたピーター・セラーズ演出によるストラヴィンスキーの「ペルセフォネ」にも主要ダンサーとして出演。現在日本にて上演中の舞台「ライ王のテラス」にも出演中。

ページのトップへ戻る