ImagicaSEA ×IMAGICA~Session1

東南アジアの拠点・ImagicaSEAスタッフとIMAGICAスタッフが対面

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IMAGICAが目指し提唱している、”グローバル・スタンダード”。
その中にあって、アジアにおける映像産業の新たな中心地として世界中から注目を集めるマレーシアに2014年設立されたのが、〈Imagica South East Asia Sdn.Bhd.〉(以下、ImagicaSEA)だ。

ImagicaSEAは、イギリス・PINEWOOD(パインウッド)社のアジア最大級の映像制作総合スタジオである、PINEWOOD ISKANDAR MALAYSIA STUDIOS(パインウッド・イスカンダル・マレーシア・スタジオズ)にポストプロダクションとして参画。東南アジアにおけるHubとして、日本コンテンツの海外展開や新規ビジネス機会を創出するだけでなく、世界中のポストプロダクション産業の発展に寄与するべく、まさにグローバルな展開を見せている。

そんなImagicaSEAのスタッフと、この度オープンしたばかりのIMAGICA銀座7丁目スタジオの〈BOX〉スタッフが対面した。それぞれ、同じ作品の仕事を手掛けたことがあるスタッフもいるが、顔を合わせて直接交流を持つのは初めてとなる。
ImagicaSEAのスタッフは、日本のIMAGICAのチームと仕事への姿勢にどんな印象を抱いているのか。
返ってきた答えは、「非常に組織化されている」というもの。ポストプロダクションスーパーバイザーで、シンガポールやインドネシアで仕事をしてきたフィリピン人のChristian Felipe P.Cortez (ターノ)はこう語る。

「日本・インドネシア初合作映画で初めて日本のチームと一緒に仕事をしたんですが、非常に組織化されていて、すべてが時間通りに動くというところに、良い意味で驚きを覚えました。そのチームからPINEWOODとIMAGICAのスタジオがマレーシアでオープンすると聞いて、ImagicaSEAに参加させてもらったんです。日本のスタッフともいろいろ交流を持つようになって、さらにその印象はいいものになりました」(ターノ)



海外でのさまざまな国・人種の人々が集っての仕事

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また、「Very professional!」と語るのは、世界的企業のCMも担当してきたドイツ人のカラーグレーダー・Andreas Brueckl(アンドレアス)。ヨーロッパを経て2012年からトルコを仕事の拠点としていたが、そこからマレーシアに移って、ImagicaSEAに加わっている。

「自分のキャリアの次のステップとして、アメリカに行くかアジアに行くか、いろいろな選択肢がある中で知ったのが、IMAGICAの存在。いい会社だということを聞いて、それにPINEWOODという有名なスタジオと一緒にマレーシアでやるということだったので、私もマレーシアへ行くことを決めました。トルコにいたときは計画して仕事を進めるということが難しかったんですが(笑)、IMAGICAはすべてが組織化されている。ドイツと日本は気風が似ていますし、問題点をどんどん改善しながら進めていくのは日本の素晴らしいところ。非常に仕事がしやすいです」(アンドレアス)

一方、「結婚を決めて、これからどうしようかと考えたときに、たまたまタイミングよく選択肢としてあったのがImagicaSEAだったんですよ(笑)」とおどけるのは、マレーシアでエディターとして活躍してきた、Engku Ehsan Engku Ahmad Kamel(エーサン)。
「じつは、PINEWOODがマレーシアにできたときからスタジオに注目していたんです。別の会社でエディターとして3年働いて、あらためてImagicaSEAができたタイミングで応募し、参加させてもらえることになったんです」(エーサン)

動機のひとつとして、「いろいろな国・人種の人たちと仕事がしてみたい」という思いもあったと、エーサン。「仕事ではフィリピン人、ドイツ人、日本人と共に働き、5月に結婚する奥さんはイエメン人で、私生活も含めていろんな人種と交流しています」と笑顔で語る。


日本とは違うマレーシアのワークフロー

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さらにImagicaSEAには、日本のスタッフも参加。Makoto Amemiya(雨宮)は、もともとIMAGICAでエディターとして働いていたがその後フリーとなり、現在はImagicaSEAで仕事をしている。

「フリーになったあとに、一度仕事を辞めて海外でいろんなことをやりながら暮らしていたんです。そこからまた違うポスプロのスタジオに入って、去年マレーシアの映画の仕事をやったことをきっかけに、ImagicaSEAに入りました。向こうはいろんな人種がいて、いろんな考え方やアイデアがあって、ワークフローも全然違う。驚くこともあるんですが、その違いにいろんな可能性を感じますね」(雨宮)
中でも雨宮が違いとして感じるのは、「ImagicaSEAのスタッフが皆、個々にきっちり動いている」ということ。
「ターノがスーパーバイザーとしてきちっといろいろ用意してくれるので、アンドレアスはカラーグレーディングに、僕はエディットに専念できる。仕上がりについても信頼してくれているし、お客さんとのやりとりはターノに任せられるので、ストレスがないです」(雨宮)

そんな話を聞いて、〈BOX〉のリーダー(マネージメント業務)である岡琢磨は、「やっぱり日本よりも分業が明確。欧米のワークフローに近いものがあって、スペシャリストが自分の仕事に専念できるようになってるんですね」
そんな岡が勤続20年近いと聞いて、その見た目の若さに驚くImagicaSEAのスタッフ。また、CGデザイナーの竹内一政が有名なゲームのOPムービーを手掛けていると聞いて、ゲーム好きのエーサンは感心することしきりだ。

同じIMAGICAチームのスタッフとして、距離を縮めていく両メンバー。そんな両者が目指すところに、次回迫ってみる。

Text:渡辺 水央 / Photo:杉崎 勝己

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