武内美恵子

編集の仕事を経てデータマネージャーへ

武内 美恵子/データマネージャー

人生は変化していくもので、人間は成長していくもの。データマネージャーを務める武内美恵子の場合、専門学校を経て最初にIMAGICAに入社した時の仕事は、リニア編集。そこからノンリニア編集を経て、現在はデータマネージャーと、業務を移って来ている。

「データマネージャーの仕事は、データのアレンジです。さまざまな撮影機材があって、素材のファイル形式もさまざまにある中で、各所がそれぞれ必要とする形式に変換して、整えて納品していく。いろんな方の意見や意向をまとめて、自分で判断して決めていかないといけない仕事なので、編集の時とはまた違う面白さがありますね。あと、編集の時は自分がデータの受け手だったので、受け手の気持ちが分かるというのはメリットかもしれないです。きれいに整理された形で届けられることが大事なので、ファイルの名前の付け方を分かりやすくしたり、ソフトが読めない記号は使わないようにしたり。そこは経験を活かせてるんじゃないかと思います」

きちんとしていて、地に足のついた気配りある仕事ぶり。ただ、もともと映像業界を志したのは、「ミュージックビデオに影響を受けて、単純に映像ってカッコいいなと思って」と笑う。その中で編集という仕事に進んだのも……。

「機材を前にしての仕事が、ビジュアル的にカッコいいなと思ったんです。見た目に弱いタイプかもしれないですね(笑)。ただ実際に入社してみるとやっぱり全然違っていて、華やかな世界のように見えて、裏はすごく地味で重労働。ただ、フットワークが軽いほうではなかったので、落ち着いて黙々と作業する編集が合ってるんじゃないかというのもあったんです。データマネージャーが合っているかどうかは分かりませんが(笑)、すごく楽しいですね」

子どもが生まれて変わった生活・仕事・環境

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環境が移っての変化。そもそも編集からデータマネージャーとなったのも、生活の環境自体が変化したからだ。

「子どもが出来て、編集の仕事では大変だということで、移らせてもらいました。もともとデータマネージメントの仕事は編集の一部でもあるので、データマネージャーは編集出身の人が多いんです。ただ大きく違うのは、基本的に編集はひとりでの仕事なのに対して、データマネージャーの仕事はチームのスタッフに支えられているということ。すごく助けてもらってます。勤務形態にしても、今は時短制で規則正しく働かせてもらっているので、ありがたいですね。それもまわりのスタッフの方たちがフォローしてくれるからできることで、今、このインタビューの場で何を自分が一番伝えたいかと言うと、まわりの方たちへの感謝の気持ちなんです。本当に感謝してます」

業務内容や勤務形態、そしてなにより母親となって変わったことで、仕事や自分自身に対する在り方や見え方も変わってきているのかもしれない。定時で働く分、仕事により一層励んでもいる。

「作業が途中でも”あとはお願いします”と退社したり、土日も休みをもらっているので、せめて時間内はフルでやらないと。朝は皆さんより1時間早く出社しているので、すぐに仕事を始められるように事前の準備に努めています。できることを最大限やるだけです」

2歳の子どもの遊びのマネージメントは!?

もちろん、今、仕事や生活のモチベーションになっているのは、2歳になる子ども。男の子ということで、お母さんはそのマネージメントのほうも、なかなか大変なようで!?

「子どもを預けて働いてますから、その分、仕事中はしっかり頑張らないと。何のためにそこまでしているのか分からなくなってしまうので。今、楽しいのは、子どもと公園を散歩することですね。子どもは自然が好きで、そっちに向かっていくので、一緒に土を触ったり、木を触ったり。そういう自然なものに触れる感覚がすごく新鮮です。朝の公園がすごく気持ちいいんですよ。独身で働いていた時は、想像もしていなかった生活です(笑)。男の子なので、やんちゃなのはもう仕方ないですね。公園に行けば遊具もあるのに、なぜか棒に夢中なんです(笑)。それを振り回して遊んでいて。棒を持たないと自転車に乗らないって言い出したり、困ってしまいます。持ってたら危ないからってカゴに入れていたら、カゴが棒でいっぱいになってしまいました(笑)」

こんなことを訊いてみた。お子さんが大きくなって、もし映像業界に入りたいと言い出したら?

「どうしましょうね!?(笑) 私の両親は、どういう業界でどういう仕事なのかも分かってなかったので、私が仕事を決めた時は何も言わなかったんです。今でもたぶん、詳しくは分かってないですね。もし自分の子どもがこういう仕事をしたいって言ったら……ひと言めは、やめておきなさいって言うかもしれないですね。思ってるより大変だよって(笑)」

IMAGICAは自由にやらせてくれる会社

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ただ、その分のやり甲斐や楽しさもある。加えて、どの部署、職務であれ、映像制作という仕事は、自分ひとりだけではできないもので、さまざまな意味でまわりの支えや力があってできるもの。それに感謝していて、そこを踏まえて丁寧で行き届いた仕事をしているのが今の武内だ。

そんな彼女が語る、IMAGICAの魅力とは――。

「大きな会社で、それぞれの専門分野のエキスパートがすぐ近くにいるので、いろいろ相談しながら仕事を進めていけるのはいいところですね。自分が何か分からないことがあった時も、すぐに誰かに訊くことができるんです。あと、すごく自由にやらせてくれる会社だなと思います。それぞれの人が持っている力を、それぞれ自分のやり方で発揮することができる。私の場合も自由というのとはまた違いますが、子どもがいても周りのスタッフに助けられながら、その中で働かせてもらっています。そういう意味でも自分の居場所を感じられる会社だと思います」

Text:渡辺 水央 / Photo:杉崎 勝己

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